初心者のための
ラフティングのアドバイス
ボーテコシでラフティング体験してみました。(2002.12.25〜26)
初心者の方のために、アドバイスをまとめました。
屋根にボートやテントを積んでカトマンズを出発。
ドゥリケルを越えて、バラビセの街を通り過ぎ、ボーテコシの上流に着く。コダリ手前約20km。チベット国境は以外と違い。ここまで道は良い。
キャンプ予定地で昼食(ジュース、トースト、ビスケット、ソーセージ、チーズ、マカロニ、ツナサラダ、トマトソース味大豆の煮物、等)

着替え
貸してくれるのは、首から水が入らないようになっている防水上着、ヘルメット、ライフジャケット。

必要なもの
踵の締まるサンダル、メガネホルダー(なければヒモで結んでくれる。水に落ちた時の対策。)、短パン(乾きやすく、滑りにくく、厚めの素材。川に落ちた時にずれることがあるので、ベルトをしっかり締める。)、下着上下(乾きやすいもの、冬は暖かいものを用意)、パスポートや現金をビニールに入れて水が入らないようにして携帯する(冬、寒い時は一緒にこの袋にカイロをいれておくのはおすすめです)、カメラ(ビンやタッパーに入れると良い。とにかく絶対濡れるので、完全防水にする。川にはまった時に落ちないように工夫する。写真は流れの穏やかなときに撮れる。波しぶきをあげる絶好のシャッターチャンスでは自分では撮れないので、自分がそこを過ぎた時、振返って後続のボートを撮るとよい。私の場合、あいにく一艘だけであったが。)。
インストラクション
ボート定員は、6人とインストラクター1人(舵取り)、合計7人。
インストラクターが次ぎのような指示を与える。
“forward” 前から後ろに、オール(パドル:paddle)をこぐ。
“back paddle” 反対にこぐ。
“left back” といえば、左側が後ろから前に、右側が前から後ろにこぐ。
“right back” はその反対。
“hold on” といえば、特に注意。川が急な流れになった時、岩で流れが階段状になったりする。この時、ボートから振り落とされないように、ボートの周りのロープをしっかり握り、特に自分の側が下流に向かって傾いている時は、体を内側に前傾させて重心をボートの中心に持っていく。
その他、左右前後に皆が集まるように指示があったりする。
“Watch out”(気をつけろ)もよく使われる。
いずれの場合も、肝要なのは、機敏に反応し、指示に従ってすぐにもとの位置に戻る。常にquickな動作が求められる。
転落した時は、直ぐにボートのサイドロープをつかむ。パドルは流されても、先行するカヌー乗員が拾ってくれるので、常に身の安全を第一にはかる。
もし流された時は、頭を上流に上向きにして、岩に近づいたら足で蹴りながら身をかわし、流れに身をまかせる。直ぐに流れの緩やかなところにつくので、落ち着くことである。
皆がパニックになれば、ボートはコントロールを失う。落ち着いてインストラクターの声に耳を傾ける。
近くに座っている人が川に落ちたら、ライフジャケットをつかみ、ボートから離れないようにする。2-3人で引き上げる。とても自力では這い上がれない。
落ちないようにするには、いつも進行方向の流れに注意することである。白いしぶきをあげて階段状になっているところが近づけば、必ず落ちる可能性があるので、必要に応じて体を傾けて体重の移動のコツをつかむことである。
岩に乗り上げたり、ぶつかったり、ボートの後尾が下流に向いたり、横方向に流れたり、よどみにつかまって動きが止まったりしながら進んで行く。
時々インストラクターは、流れが乗員の技量にふさわしいかどうか、そのシーズンの流量や速さ、危険性などをチェックするために、下流に歩いて行って偵察する。そのまま進行するか、スタッフのみで川を下り、乗員には岸を歩かせたりすることもある。
難所を乗り切った時など、インストラクターの「チーズ」という声で、皆もパドルを高くかかげてその先を合わせるようにする。みんなの気持ちを一つにして士気を高めるインストラクターの配慮である。常に笑顔でラフティングするとインストラクターも乗ってくる。
1日の行程が長い時は、時々ボートを止めて休憩を入れる。時にビスケットなどのサービスもある。

キャンプ
キャンプ地に着くと、テントが張られているので、その中で着替えをする。
食事の用意の間、お茶を飲みながら雑談。
夕食は、ライス、ダール、タルカリ、サラダ、等。銘々好き勝手に皿に盛って食べる。
9時頃就寝。

翌朝、冬は寒いので、ゆっくり出発。9時に朝食、10時出発。
2日目でやっとコツがわかる感じで、3日やれば十分やった気持ちになるだろう。

チップ
最終日、カトマンズに戻る前のランチ後がチップのタイミング。
向こうからチップをあげるつもりがあるかどうか打診がある。
スタッフ1人当たり、Rs.200〜が相場。4人のスタッフで、4人の乗客なら、乗客1人がRs.200ほど出せばいい勘定。他の乗客と額を相談して下さい。

終了地点からカトマンズまで、2〜2.5時間のドライブ。
●主要な川の難易度
トリスリ―最も易しく、特に冬は5歳くらいのこどもでも可能で、あまり興奮するほどではないが十分楽しめる。ポカラ方面に行く方に便利。初心者の春や秋のシーズンはこの川がおすすめです。チトワンサファリとの組み合わせが一般的でその後、ポカラに出て、トレッキングもできる。
ボーテコシ―このクラスになるとかなりエキサイティング。冬は初心者でも十分楽しめるが、春や秋のシーズンは中級者向き。
タモール―5日間トレッキングとラフティングの組み合せで本格10日間コース。東部ネパールでちょっとカトマンズから遠い。
マルシャンディ―最も高度な技術を要し、上級者には魅力のコース。

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