保険

保険と心構え


事故や高度障害に対するH.S.A.による補償は、一切ありません。不測の出費に対してご自分でご準備下さい。なお、ガイド等H.S.A.のスタッフの保険はトレッキング料金に含まれております。

以下の、海外旅行障害保険は、お手持ちのクレジットカードについている保険でもOKです。その補償内容はまちまちですので、ご自分のケースに見合っているかどうか、よくお確かめ下さい。(自動付帯であること。利用付帯では、出国前に旅行代金を一部でもクレジットカードで支払っていることの条件があり、海外へ出国後の決済では対象とならないなどの場合がありますので、よくご確認下さい。)
よくわからない場合は、出国時に空港でのご加入をおすすめします。

標高4000m以下のトレッキングの場合

海外旅行障害保険(基本契約)にご加入下さい。
航空便の事故、荷物の紛失、盗難等に備えて下さい。
空港でも簡単に手続きできますので、ぜひご加入下さい。
『参考』
一般的な海外旅行障害保険の基本契約または特約で保険金支払いの対象となるもの:
 基本契約(ケガが原因での死亡・後遺障害・治療、緊急移送費、携行品、航空券、等。)
 疾病特約(病気が原因での死亡保険金または、治療費用)
 救援者費用特約(死亡・行方不明の場合の捜索救助・日本からの救援者の交通費宿泊費他、等。)
 ***これらはいずれも高度障害には対応していません。
対象とならないもの:
 現金、クレジットカード、T/C、義歯、コンタクトレンズ等の紛失。
詳しくは、ご契約会社の約款をご覧下さい。


できれば、日本山岳協会(日山協)山岳共済会山岳共済保険「海外山岳コース」にもご加入下さい。

標高4000mを越えるトレッキングの場合

海外旅行障害保険(基本契約)にご加入を必須条件とさせていただきます。
または、日本山岳協会(日山協)山岳共済会山岳共済保険「海外山岳コース」にご加入下さい。

海外旅行障害保険(基本契約)に未加入の場合は、カトマンズにて$3000のデポジットをお願いしております。ご年配の方には、保険に加入・未加入に関わらず、$3000のデポジットをお願いすることがあります。
また、お申込時には、救助が必要となった場合の救助費用・医療費・酸素使用料等の支払いはご当人がなされる旨一札入れていただきます。
さらに、
必須条件として、現地での不時の出費に備え、クレジットカードをご持参下さるか、トラベラーズチェックの金額を多めにご用意されるようお願いします。
別記「装備のレンタル」(出発準備のページ)に記載の酸素吸入器具セットは、高度障害に対しては保険より有効です。ご希望の方はお申しつけ下さい。

山岳登攀の場合

Trekking Peaksのようなピッケル・アイゼン・ザイル・ハンマー等の登山用品を使用する山岳登攀の場合は、保険加入が絶対条件となります。

日本山岳協会(日山協)山岳共済会山岳共済保険「海外山岳コース」 などにご加入下さい。山岳共済保険に加入するにはまず、共済会費1000円を収めます。対象の山岳と日数により保険料が異なります。山岳共済事務センターに見積り依頼して下さい。

海外旅行障害保険(基本契約)加入にもできるだけご加入下さい。特約にもできればご加入下さい。上記山岳共済保険は、山岳登山中の死亡・後遺・遭難・捜索の費用等に対応し、海外旅行障害保険は旅行中の盗難等に対応します。
海外旅行障害保険でも、ピッケル、アイゼン等使用する登山に対応するものもあるようです。他に、ピッケル、アイゼン等使用する登山に対応するものとして、県民共済(都民共済)など。


お申込時には、救助が必要となった場合の救助費用・医療費・酸素使用料等の支払いはご当人がなされる旨一札入れていただきます。
その上、
必須条件として、現地での不時の出費に備え、クレジットカードをご持参下さるか、トラベラーズチェックの金額を多めにご用意されるようお願いします。
別記「装備のレンタル」(出発準備のページ)に記載の酸素吸入器具セットは、高度障害に対しては保険より有効です。装備されることを特にお勧めします。


登山(トレッキングピーク以上の標高のもの)には$3000 のデポジットが条件でしたが、2009年秋から、保険加入証書をご持参下さればデポジットは不要とさせて頂きます。登山中、保険証はH.S.A.でお預かりしますのでネパールにご持参下さい。救助費用現地支払のためのクレジットカードもご持参下さい。
 

ヘリのチャーター

[ヘリのチャーター]
ヘリのチャーターには1時間あたり$1200(最大)かかり、他に医療費も要ります。例えば、エベレスト方面で高山病にかかる人の多いタンボチェ(3867m)の場合はカトマンズから往復2時間半、ランタンの場合はカトマンズから往復1時間半の所要時間です。
医療費は$150ほどかかります。カナダやアメリカの医師により、アメリカやヨーロッパの薬品を使用しての治療のため高額になるとのことです。
各自ご出発の前に自分の国で保険加入されていますが、例えばドイツの場合は保険金請求申請後1週間でその費用が保険会社から出ます。
最近、ヨーロッパでも中高年者の山歩きが増えており、このこともヘリ出動に関係あるかもしれません。思わぬ事故がないとは誰も断言できませんので、あらゆる場合を想定してご準備下さるようお願い致します。

保険金請求申請

帰国後保険会社へ提出する保険金請求申請のための書類は、現地各関係機関・病院・航空会社等から出ます。その手続きのお手伝いはH.S.A.で致しますが、費用は別途かかります。

 

「ルクラ→カトマンズ」便欠航時に備えたフライト保険があります。

 

感染症と予防接種

日本人旅行者が、食中毒、コレラ、赤痢、腸チフス、パラチフス、マラリア等にかかっています。一般にA型肝炎、破傷風、日本脳炎、狂犬病、ポリオなどの予防接種が勧められます。

外務省  2006年11月10日
 在ネパール日本国大使館によると、ネパール中西部バケ郡(インド国境周辺、通称タライ地方)において、蚊によって媒介される感染症であるマラリア、デング熱等が発生しています。

(最近フィリピンからの帰国者に発生した狂犬病はネパールでは比較的少ないです。インドは特に多く、近隣のパキスタン、バングラディシュ、中国、ミャンマーは多いです。 2006.11.23記)


*2021年現在、ネパールにおけるマラリアは壊滅しているとのことです。

リンク:
詳しくは、以下のサイト、「国別情報」のネパールのページをご覧下さい。
海外渡航者のための感染症情報

 

その他、心構え等の注意

  • 下痢には特に注意が必要です。生水、氷、生野菜、生魚、等は避けて下さい。下痢になった時は、十分な水と塩砂糖を摂取すること。その他、手を良く洗う、裸足で歩かない、等の衛生面でも常にご注意下さい。カトマンズの Teaching Hospital には日本人医師がいます。
  • 所によっては治安の悪いコースもあります。危険なところについてはあらかじめ注意を促しますが、身の回り品・貴重品には、コースに関わらずいつもご自分でご留意下さい。
  • 1998年は、ネパール観光年でもあり、特に旅行者が多く、小さな宿でさえ満員で、一部の方には、ホテルの変更等でご迷惑をおかけしました。
    通常の場合でも、悪天候のための欠航で、時には事故により、日程の変更等がままあります。予めご了承下さい。特に、
    チベット旅行では、中国の旅行社に委託していることもあり、連絡の遅れ他により、現地入りしてからの日程・契約内容の変更がよくあります。予めご了承下さい。
  • コース選択の時点で難易度や高山病等に関しての助言、あるいは現地におけるガイドのアドバイスも致しますが、もうちょっと頑張れば行けるのか、無理をしてなお悪化するのかは、最終的にはご自分の判断です。ヘリや医師のお世話になって高くついてもあとの祭りです。特に、経験の浅い方は、慎重に行動してください。
  • これまで航空便が行き帰り共、1日以上遅れることがありました。
    ご家族その他にH.S.A.JAPANからその旨の連絡をご希望の方はあらかじめお申し出下さい。
  • ヒンズー文化圏では、慣習の違いに注意しましょう。また、チベット文化圏についても、ガイドブックに書いてあることくらいはご注意下さい。


提供: ヒマラヤン・シェルパ・アドベンチャー メール