やっと越えられたネパールへの敷居

プーンヒル〜タトパニ周遊トレック

世の中がこんな時期に何事も無く楽しいトレッキングができました事、感謝いたしております。

最初にご相談をした時、森崎さんが、「旅はもう始まってます。」

その言葉を、心の中でつぶやきながら、3ヶ月過ごしました。

関空を飛び立つ瞬間、旅が実現した事を実感いたしました。

ネパールが初めてで、海外のトレッキングも初めてで、不安の中カトマンズに降り立ちましたが、HSAのスタッフ皆さんの行き届いた対応にその不安も解消されました。

全ての手配が完璧で、全てのスケジュールが、スムーズに流れていきました。

幸い、天気も晴天に恵まれ、心配していたお腹の調子も下痢止めを使わず快調でした。ガイドのソノムさんの、メニューの豊富なバリエーションで、ネパールの食べ物を、飽きることなく楽しみました。

思わず、「私は、ネパールに住めるかも?」なんて思ったほどです。

よく日本の方は、帰国したら蕎麦か、味噌汁、寿司かな?なんていいますが、私の場合、日本食は全然恋しくありませんでした。

なので、私の体にネパールの食べ物があってるようです。

今日本にいると、食べ物が恋しいです。ダルバート・ララヌードル・モモ・タルカリ・ネパールティ・トマトスープ・ガーリックスープ…

そうそう、トレッキングの報告もしなくては。

10月の初めとあって、雨季の上がった時期なので、気温がグングン上がるといった点では、ゴレソビッチからゴレパニまでの距離は長かったです。ガイドのソノムさんも。「暑いですね」を連発していました。気温のおかげで、タトパニ温泉は「あっちっち。」でした。

でも、ヨーロッパの方達は、結構平気にしてましたが、顔が真っ赤でした。やっぱり、白人なのだと思ってしまいました。

アンナプルナのコースのメインのプーンヒル。

朝の、冷たい空気の中で、闇の中から浮き上がる壮大な風景は今も心の中に描かれています。

何か、自分がこの丘に立ってる事が、不思議な感覚を覚えました。

きっと、余りにも大きくて美しい山々に心が圧倒されたのだと思います。デジカメに映し出された、激写の画面に「やっぱり、対象物がいいと、物になるものだと」一人で、感心しています。

そのくらい、プーンヒルの空気と青空は、私にネパールの大地をみせつけてくれました。

ダウラギリ・アンナプルナ・ニルギル・マチャプチャレ・山の神々に感謝いたしました。

今回の旅は、ネパールの人々の生活にふれ、時間の過ぎる速度の違いを感じてしまいました。ゆったりとして、あるがままの恵みの中で生きてる人々を、羨ましくも思えました。決して豊ではないのですが、アンナプルナの山々が、彼らを、導いてくれているのでしょう。

生きる力を感じました。私達、日本人が無くしてしまった目の輝きがありました。私達は、豊で幸せと思っていましたが、本当は、ネパールの大自然の中の、流れるままに生きてる人々の方が、幸せなのかもです。感じた事を、忘れないようにしたいと思います。

そして、再びネパールの大地に足を下ろせますように。

はるか向こうに見えている山々にも、近ずいてみたいと思います。

その時は、またネパールの山々が微笑んでくれますように 願っております。

HSAのプルバさん、夜の観光に付き合っていただいたラジーブーさん、運転手のディリーさん。7ヶ国語のガイドのソノムさん、ポーターのケサポ君、本当に、感謝でいっぱいです。

旅は、大地の大きさと、人々のやさしさを、心ゆくまでたのしませてくれました。

どうか、ネパールの人々が、変わらぬ笑顔でいますように。

感想がながくなりましたが、私にとっては、ほんの一部です。

森崎さんの、温かいメールの言葉にどれほど、勇気つけられたか解りません。来年の春に、またこの大地に会えますように。

  01.10.13

by Ms.SJ

 

Ms.SJさんは、宮崎市でアウトドアショップを経営されています。お近くの方、ぜひご利用下さい。

リンク:

 Log 山渓(ログヤマケイ)

この中に、今回のトレッキングの写真があります。こちらもご覧下さい。

 「ネパール紀行写真館


 「やっと越えられたネパールへの敷居」という題は、見積りの段階で、行くか行かぬかで随分逡巡された(当初はお1人の予定)Ms.SJさんでしたので、こういう題名をつけさせていただきました。

 実際にネパールヒマラヤにお出かけになって、思いのほか順調で何の心配もないヒマラヤの山々のよりも、出発への一歩のほうが険しい道のりであったと実感されたのではないでしょうか?

 今回は女性お2人でしたが、きっと次回はお1人ですね。

H.S.A.JAPAN 森崎


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