メールでのご感想 |
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→ 声2003年 |
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初めての雪山、それはアイランドピーク! |
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アイランド・ピーク(イムジャ・ツェ) |
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お世話になっております。本日午後、無事に帰国致しました。(バンコクにてトランスポートで昨夜まで滞在の為) さて、アイランドピークですが、結論から申しますと、無事に且つ比較的短期にて登頂することが出来ました。登山初心者の私が(アイゼン、アイスアックス、ロープ、ユマール等の装備全て初使用)初の雪山で安全且つ快適に登頂出来たのも、ひとえにガイドのPASANG氏のリードのおかげです。今回は体調も良く、高度順応も順調であったため、私がPASANG氏に相談の上行程の変更をお願いしたのですが、私の体調を見極めたうえで快く変更に応じてくれたのも成功の理由のひとつと思います。 今回もほぼ天候に恵まれ、登頂時は雲ひとつ無い快晴で、360度のパノラマビューを楽しむことが出来ました。 時期的にはオンシーズンのちょっと前といったところで、B.Cには既にいくつもの隊が入っておりましたが、私たちが登った日には、私たち以外にはハイキャンプからの韓国隊の一組(3人)だけでした。ですから混み合うことも無く堪能出来ました。 100mの第一の壁には100mロープ(直径9mmくらい)が既にfixされており、それを利用して簡単に登ることが可能でした。そこから先はPASANG氏のリードによるものでした。B.Cに下りたときにはさらに新しくいくつかの隊が入っておりましたので、まさにラッキーだったと思います。 帰りの道中はまさにオンシーズンに入ったようで、海外からのトレッカーでどこもにぎわってました。ロッジも場所によってはFULLの状態でした。 ところで、今回、宮崎のSさん(カラパタール・エベレストB.C)とも途中で合流出来、楽しく道中を過ごすことが出来ました。Sさんは上記成功しております。 以下、簡単ではありますが、行程と気付いた点を明記します。
・10/3はB.Cを深夜12:45に出発、ピーク到着は8:55でした。(8H10M)特に明け方の4:00−4:30くらいが寒さと睡魔に襲われ大変でした。 B.Cへ戻ったのは14:10でした。 装備は万全のつもりだったんですが、寒さ対策は反省材料でした。 また、今回は一気にB.Cからのアタックだったんですが、出来たら一日B.C滞在か、ハイキャンプでの滞在を入れたほうが体力的には良かったのかも知れません。何しろ他の方々はコンペディションのようなかたちでやって来られてましたので。ちなみに高度障害による頭痛等は一切ありませんでした。 |
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[気付いた点] ・ ホテルガウリシャンカーについて ・ 設備 エアコン、TV無し、バスタブ無し ・ 感想 エアコンが無く、夏場はちょっと厳しいかなとは思うものの、何よりスタッフがフレンドリーで○、レストランも夜10時までとなってはいますが、10時半、11時でも開いており、頼めば飲食可能でした。特にスタッフの愛想が良く、格上?のホテルハラチのスタッフの対応と比べたらこちらがはるかにお勧めでした。 また、朝食は別途ということでしたが、実際にはB&Bと言って朝食も付いておりました。(もちろん朝食は込み) ・ キッチンボーイについて 前回同様手配されてはおりませんでした。ただ、テント泊は一日だったんですが、ガイドのPASANG氏がもう手際良く夕食、朝食の準備をしてくれました。全く問題はなかったです。 以上が簡単な報告です。特筆すべきはやはり貴ガイドのPASANG氏のリードです。第二50m,第三30mの壁も、簡単に登ってロープをfixしてくれました。下りも同様で、さすが、レスキューの資格を取っている方と感心しきりです。 ・ また、プルバ社長に最終日の夜、ご自宅にお招きいただき夕食をごちそうになりました。Sさん、ドイツからの方一名とごいっしょでした。ところでプルバさんは次期協会会長が決定されているとのこと、また、来年にはナムチェ近郊にホテル(リゾート)を計画されておられるとのことでした。これでナムチェをベースにいろいろなコースが展開出来るということですね。 以上であります。本当にお世話になりました。 Mr.FN 2003.10.17 |
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初めての雪山が、ネパールのアイランド・ピーク、という方はそうそうないと思います。 アイランド・ピーク登山は、私のほうからお勧めしました。 これまで6回、HSAをご利用頂き、その度にご報告をいただきましたが、歩行時間などから、脚の達者な方とお見受けしておりました。 ネパールトレッキングにも慣れてこられ、前回はカラパタールとゴーキョに行かれて、5000m以上の高度も経験され、ステップ・バイ・ステップでネパールの山の階段を登ってこられました。 高所での順応にも問題ありませんでしたので、次ぎの段階として、アイランド・ピーク登山を勧めしました。 アイゼンを使ったことがない、ということをお聞きして意外でした。 急遽、アプローチでのローチェ氷河等でのアイゼン登高を日程に組み入れ、カトマンズでの、H.S.A. クライミング講習でユマール等のクライミング道具使用訓練もしていただきました。 クライミングガイドは、ベテランですので、自分の足で歩いてさえくれれば、このくらいの山なら、たいていのお客さんを間違いなく登頂させてくれます。 今回は、9月出発、ということで、天候に心配がありましたが、絶好の天候に恵まれました。ベテランの人でも、悪天候を押してまで登頂できませんのでラッキーでした。 日程も大変短いものでしたが、これは、本人様も私も、これで行けると確信しておりました。 しかし、初めてネパールに行かれる方には、この日程は危険で、おすすめできません。必ず段階を踏むことが肝要です。 プルバ社長は、ネパール・トレッキング協会(TAAN)会長に推されていましたが、忙しすぎて自分の仕事にならない、ということで、今回は辞退しました。 今年までの事務総長の役職も下りて、これで今年から事業に専念できると言っていました。 |
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HSA.JAPAN 森崎 |