こんにちは。
ご無沙汰しております。
さて、ネパールから戻って一ヶ月、忙しさもあって、やっと写真の整理がついたところです。 簡単ですが以下ご報告させていただきます。
私も、これまで、海外いろいろな国を旅して来ましたが(今回で37ヵ国)、 その中でも、このエベレスト街道トレッキングは、最も満足できる旅となりました。 これも、森崎さん、プルバさん始め、皆さんのご支援があっての事と思います。 ありがとうございました。
私は、旅好きで、普段はバックパッカースタイルで、どこへでも気軽に出かけて いるのですが、この憧れのエベレスト街道だけは、そうは行かず、 2年がかりの準備をしてきました。
登山経験の無さ、高度、天候・気候、個人にするかガイドを雇うか、仕事と休暇をどうするかなど、 特に滅多にとれない2週間の休みを取る以上、失敗は許されないという思いがありました。 こういうと大袈裟ですが、私に限らず会社勤めの社会人にとっては大きな懸念かと思います。
幸い、リフレッシュ休暇制度のある会社で、かつ、職場の協力を得られ最大の難関はクリア。 次の心配は高度と登山経験。これは、昨年から国内の山に精力的に登り、 さらに、前年キリマンジャロ登山で経験を積み、ある程度の自身を獲得。 旅行の時期は、年末かゴールデンウィーク。年末の高い晴天率と降雪のリスク。 これは全くの運ですが、その運にかけて年末に行く事にしました。 次は、旅行会社。現地の旅行会社を含めWebで調べつくしましたが、 最初は気にも留めなかった貴社を選ぶことにしました。 理由は100点は期待できないが、失敗のリスクはなさそうだ。信頼できると なぜか直感したからです。理由は本当にそれだけで、貴社にお願いした次第です。
前置きはここまで。今回の旅は幸運も重なって本当に最高でした。 まず、何と言っても19日間の旅行期間中、毎日快晴。あり得ないです!! 昨年の同じ時期、カラパタールは腰丈まで積雪があったのに比べ、 今年は暖かいと、現地の人々も皆口を揃えていたほどで、本当にラッキーでした。
さて、やはり、最初は心配なガイドとの相性。 ルクラの空港の雑踏の中、誰ともわからない人から「どこの旅行会社?」と聞かれ、 「HSA」と答えると、挨拶もなしに自分の荷物をつかんで歩き出す始末。 私自身、旅の経験が多いので、さして驚く事は無かたったのですが、 初めての方は心配になるかも知れませんね。
また、日本語ができるガイドとの事でしたが、実際はカタコト。 簡単な単語と言い回しを知っているだけでした。 それどころか、驚いたのは、英語もカタコト。 これで13日間も大丈夫かと心配になりましたが、取り越し苦労でした。 トレッキングの会話に全く支障はありません。 さらに、ロッジにいる間は、他のガイドが通訳してくれたりします。^^; こう言うと、いまいちな感じですが、そのガイド(ニックネーム:カンチャ)は、 旅行期間中を通して気遣いが行き届いていて、非常に心地良い思いでした。 空いている時間も、一生懸命日本語の勉強をしているようでしたので、 できる限り日本語と英語を使い分けながら、コミニュケーションをとるようにしました。
次に、トレッキングの日程ですが、森崎さんに計画して頂いたものから、 結果的に、いろいろ変わってしまったように思います。 たとえば、 -
一泊目は、パクディン泊→タワ(モンジョとジョルサレの間)のガイドの家(ロッジ)泊。 - ナムチェ連泊の予定が、2日目はクムジュン泊。 -
タンボチェ連泊の予定が、1泊のみ。 - ベースキャンプの日はロブジェ泊が、パンボチェまで下りることに。 -
トータルで13日の予定が、11日。 すべては、ガイドから提案され、自分で決めるものですが、何れも自分に好都合で、 このように臨機応変に日程を変更できるのも個人トレッキングの良さだなと感じました。
なお、この日程短縮は、偶然自分の体調が良かった事によるもので、これから出かける人が 私の日程で十分という事はなく、森崎さんに最初に立てて頂いたように、 余裕をもって計画される事が望ましいと思います。
出発前は私も良く知らなかったのですが、カラパタールはサンセットも見れるようですね。 別のグループのガイドから、夕方登っても大丈夫だよとの情報を仕入れ、 昼間と夕方の2回登ってきました。他の山が色を失っていくなか、 最後まで真っ赤なエベレストは感動ものです。 さらに、チュクンリー(5300m付近のビューポイントまでですが)にも登ってきました。 これもディンボチェからの日帰りは難しいかと思っていたのですが、 以外にも簡単に往復でき、360度の展望が楽しめ、マカルーも大きく見え大満足でした。
また、この時期に歩いてみて驚いた事が、非常にトレッカーが少ない事。 10−11月のピーク時には、300-400人位くるところが、その1/10くらいだとか? したがって、歩いている間も、人にすれ違う事は少なく、さらに、ロッジでも、 宿泊客が1人〜せいぜい10人程度とガラガラ。 天気が良くて、暖かいのに、オフシーズンとはビックリです。 例年はもう少し寒いのでしょうが、休みを取りやすいこの時期、日本の方にとっては、 逆にベストシーズンではないでしょうか? 懸念していた寒さも苦になる事はなく、日中は、5000mを越えても、 アンダーウェアと薄いフリース1枚でOKで、寝る時も、シュラフの上の毛布を 掛けて寝られるので、まったく寒い思いをせず終いでした。
旅行中の景色の感想は、森崎さん、よくご存じかと思いますので割愛しますが、 タンボチェから先、森林限界を越えてからは、こんな世界があるのかと、
本当に笑いが止まらない程でした。^^; とにかく、大満足のエベレスト街道トレッキング。
どうもありがとうございました。
写真やアルバムを作成しましたので、もし宜しければごらんください。
Mr.OM さん、2008.02.10
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