H.S.A.
ご利用の方の声

 メールでのご感想

 

 H.S.A. ご利用の方の声 

ドルポ ― チベット以上にチベット的

Mr.TK (70代) Meeting Place 合流計2名様
2009.06.02 29
ドルポ・トレック

DOLPO 平均標高が4200m〜4300m。5000mを超す峠が五ヶ所。5000mから6700m未満の無名の山の山密度が圧倒的に高い地域。こんな地域を20日間連続して山旅をした。どのような検討を加えたとしても、この様な地域は他には存在しない。過酷で素敵だった山旅。この間、夜・昼ともに快晴。信じられない好天気。天の川はその存在感を遺憾なく発揮し、星たちは、それぞれが主役とばかりに、その燦燦とした輝きを月が登場するまで失わない。予備日さえ使わずに、二人の客・六人のスタッフ・四頭の馬が歩き通した。10年来の憧憬が遂に実現した。やはりチベット以上にチベット的であったDOLPO。そして、私の冒険的山旅も余韻を残しつつ終焉を迎えた
                                        Mr.TK2009.07.06





















 ダウラギリ(8167m)


以下は、トレッキングに行かれる前に、Meeting Place での同行者募集に際してご投稿頂きました一文です。



「上方ドルポへの熱い想いに寄せて」
    
私が、初めてドルポという地名に気づいたのは、NHKのドキュメントでした。
この番組は、上方ドルポのサルダン村から、下方ドルポへのキャラバンを組む、数ヶ月間の隊商の旅でした。
チベット以上にチベット的と言われるのは、ただ一度のカイラス巡礼の私でさえ、ある程度理解できるものでした。
確かに、6度のネパ−ル国内のトレッキングでの感動体験は、着実に私の心身に沈殿をしております。
しかし、「冒険的要素」という点で比較しますと、上方ドルポに比肩される所はありませんでした。
次第に、ドルポへの憧れが強まり、06年6月に10日間の予定で下方ドルポを訪問いたしました。
完全に手付かずの「ポクシンド湖」、素朴な人たち等々、ますます上方ドルポへの想いは募る一方でした。
ドルポへのトレッキングを企画する会社がほとんど無かったのですが、この度、HSA社のお計らいで、6月に上方ドルポ探訪の機会を得ることが出来ました。
ル−トは、5000mを越える峠が六ヶ所あるのですが、何としても完歩したいものと決意を固めております。
71才オーバ−の私ですが、トレッキングでのリスクを可能な限り減少させるべく、郊外の雪道を歩くなどの鍛錬を続けております。
憧れて止まない「上方ドルポ」へ足を踏み入れるのもあと数ヵ月です。」 (2009.1.28)
 



感想文ありあとうございました。整備されたトレッキングコースとは違い、現代では貴重な旅のできる世界遺産的価値のあるところですね。ご満足頂けて嬉しいです。

アパー・ドルポ(ドルパ)は、ロワー・ドルポの北部にあり、より開発されていない最奥地で、チベットに接しています。南アルプスになぞらえて云えば、「深南部チベット」と言ってもよいかもしれません。辺境ほど中心部の旧来の面影を残すものです。

近代化された国からの2人の来訪者は、一陣の風のように通り過ぎ、今は何事もなかったかのように、ドルポはドルポそのままに、旧態依然として昔のままでいることでしょう。

今回は、Meeting Place で同行者を募集されて、合計2名様でお出掛けになりました。
同行された方からも感想を、帰国途中のバンコクから頂きました。 → Ms.SE
次回、8月にも、Mr.TKさんは同じスタッフでのトレッキングを希望されています。スタッフとの再開も楽しみですね。
ありがとうございました。

                                               森崎

Upper Dolpo
Lower Dolpo

Upper Dolpa
Lower Dolpa