H.S.A.ご利用の方の声

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 H.S.A. ご利用の方の声 

さて、どうしましょう?

Ms.KR  1名様
20105月2日〜8
アンナプルナ・プーンヒル・トレック+軽飛行機

この度(旅)は大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。
森崎さん、プルバさん、ビシュヌーさん、ガイドのドルジー、Good member Good Companyです。
ますますのご繁栄をお祈りするとともに私自身もまた、利用したいと思っている次第でございます。
なにはともあれ、森崎さんの親切早急な対応がこの素晴らしい体験のすべての始まりでしたから、心から感謝申し上げます。

心配していたバンダも最終日の8日、運よく休止?し、(9日からまた何かあったみたいですね。読売新聞に掲載されてました。)街もブラブラ出来ました。

写真もたくさん撮りました。
偶然にも555枚とキリのいい数字でした。
また"Go"しなってことですかネ

軽飛行機は動画も撮りました。
感想は・・・
涙が出ました。

予定の朝、
軽飛行機の受付の方に
「雲で見えないけどどうします?」
「飛行機の形もハダカ型は危険だから、壁付き(クリア)になるけどどうしますか?」

せっかくだし、迷ったのですが
「見えないならキャンセルする」と伝えたところタイミング良く
「雲ちょっとあるけど見える」ってどこからか事務所に電話がかかってきて
「じゃあ乗る!」ということで乗りました。
所要時間は、受付から1時間くらいです。
実際の飛行時間は30分強くらいじゃないでしょうか?

ネパールの観光価格情勢など詳しくはわかりませんが、ちょっと高いかな?と思いました。
自分でやると決めたので後悔していませんが
例えばHawaiiでのSkyDivingは送迎付で$150くらいで出来るので・・・
しかしながら、とてもExcitingな体験となりましたし、
この上ない醍醐味だと思います。(確かに上には空しかありませんが(笑)

景色はというと、乗ってみないとわからないほどの感動を覚えるほどでした。
なので、乗ってみないとわかりません!笑"
雲がかかっていて100%という程見えなかったですが、なにごとも腹8分といいますし、素晴らしいデザートとなりました。
あんなに近くで見れるなんて、夢の中で飛ぶか、鳥に生まれ変わるくらいしかないですからネッ

Poonhillも同様でした。
あいにく曇りで、むしろ雲の中にいました。
全貌を見ることは出来ませんでしたが早朝ちょっとだけヒマラヤ頭が見えました。
前日は雨が降って登山客も大変だったみたいで、そういった意味ではラッキーでした
しかしながらその雲の中でも、1%も残念と思いませんでした。
「また来てネ」って山がWelcomeしてるんだなって思いました。
そこより何より、すべてがお釣りが出るくらいの素晴らしい体験でしたから。


そしてここからは私の個人的な意見ですが

NEPALにはこんなにも素晴らしい自然や、景色、世界遺産がたくさんあるのに
国の情勢。。どうにかならないのかな・・と思いました。
もったいない・・と・・
政治が不安定なこと、
リサイクルがままなっていないこと、
街の信号機、電気、水道の問題などです。
なにぶん、知識不足ですので、具体的に何をすれば?と全くわかりませんが、
例えば、ゴミのリサイクルを行い、火力発電を利用したり、とか・・・
ちょっと変えるだけでも、観光業にもよりよい大きな影響が生まれるのではないかな?と。
今のネパールが「これがネパールです」と言われればそれまでですが・・・

なにか私でも出来ることはないかな、、と日本に帰ってきてからも少なからず考えています。
考えすぎでしょうか・・・笑

NEPALの未来が今よりももっと良くなるようにと願うばかりではなく、実際に何か出来ることはないかな?と行動したいと思ってしまうのも、それだけ素晴らしい場所、人、だからです。
さて、どうしましょう?
となってしまうのですが。。笑

今年の旅行博も出展されるようですね
ぜひ遊びに行かせてくださいね

ではでは・・
本当にありがとうございました。

                                        Ms.KR さん、2010.05.11記

 
ご感想、拝見致しました。
たとえ天気が悪くて見えなくても、素晴らしいデザートとか、素晴らしい体験ととらえるのは、まさにポジティブ思考そのものですね。
あなたのような方はどんなことがあっても楽しい体験に変えてしまうようで、羨ましいパーソナリティです。

特に私が注目したいのは、単に綺麗であったとか、美味しかったというのではなく、ネパールの社会について一歩踏み込んで関心を持たれたことです。

政府やかつての国営ロイヤル・ネパール航空は腐敗し、私利私欲の政治家や公務員しかいなく、国内のインフラはいつまでたっても旧態依然とし、カトマンズにわずかある信号機や橋は日本の援助で設置され、クーンブ地方の発電、水道設備はスイスやドイツの援助・・と、ささやかな設備は海外からのもの。失業率は40%。人身売買で売られていく子どもたち(その大半は7〜16歳)。その多くはムンバイの売春宿に売られていきます。カトマンズの北のヘランブが彼女たちの主な出身地ですが、女中の仕事があるとか何とかいってだまされて売られるときに親に入る金額が数千円で、インドの中間業者を経て末端価格は数10万円。その数、年間7000人。最近の5年間で30万人。弱い経済のしわ寄せは子どもたちや女性、障害者にいきます。インドのHIV患者数:500万人。多くのネパール女性が罹患し、ネパールに戻らざるを得なくなる。しかし戻っても居場所がない。しかたなく自ら手配師となったりして新たな被害者を作ります。
周辺のインドやパキスタンでも臓器提供などが取り沙汰されています。
経済的貧困や戦争、民族紛争は、上にいる人にとっては儲かる機会であっても、下の人たちにとっては不幸の源です。

しかし、貧乏人を食い物にする人がいる一方、バングラディシュのムハマド・ユヌスやアフリカのチーター世代のように、一般の人たちの自立的な経済活動を支援するための活動も出てきました。

先日ふと思ったのですが・・・
1996年のエベレスト大量遭難に取材して著された「空へ」という本があります。文中にエベレスト頂上付近での行き倒れの登山者を置き去りにして、登頂後に下山した2人組みの登山者がこの本で非難げに扱われていました。
でも多くの登山者は自ら生還することで手いっぱいで、とても他人を助ける余裕などありません。多くのシェルパなどのサポートがあっても命がけの作業です。
ここに普通のネパール旅行に出かけた観光客がいたとします。その途次、もし上記のような不幸な女性について見聞きした場合、どうでしょうか? かわいそうだ、と思ってもたいていの人はそのまま帰って行くでしょう。
それはエベレスト登山者が何もできなかったのと同じようなことだと思ったのです。ちょっと水を飲ますことぐらいはしてあげたでしょう。でもそれ以上はできません。
観光客もちょっと寄付をあげたかもしれません。でもそれ以上立ち入って何か行動する人はほどんどいないでしょう。したくても、自分の生活でカツカツであったり、それほどでなくても、子どもにはより良い教育の機会を与えたい、もっといい車に乗りたい、家のリフォーム、親戚への冠婚葬祭、等々、自分のことで手いっぱいです。

私は、夫と子どもを捨てて、水俣病患者の支援のために水俣に移り住んだ女性を知っています。こんな人は特異です。
多くの一般人は、そのように極端に走るのでもなく、弱者を利用するでもなく、その中間で、[ 関心〜無関心] の範囲でうろうろしているのではないでしょうか?

そんな中で、私としては、経済的なベースアップを図るため、観光業を促進して雇用の機会を増やすということでやっています。政府や海外援助に頼らず、自らの知恵と労働で、自発的に、意欲を持って取り組むのがいちばんだと思います。
プルバ社長はネパール人が対等にみられないのに憤っています。それが彼のビジネスへの取り組みの原動力かもしれません。

すみません、ついつい長くなってしまいました。
ちょうどこのような観点でのページを作成してトレッキングの方にも関心を持って頂こうかと考えていたものですから・・・
でも、まだ材料不足、知識不足で実現には至っておりません。
この春、私もアイランド・ピークに登りましたが、6000m、8000m・・と登山しても、それにどういう意味、値打ちがあるんだ、もっとやることがあるだろうに、とかいうふうに思ってしまいました。(お客様には登山を勧めておきながら・・・)

ま、お互い、もっと勉強していきましょう。
「ネパールはいいところをたくさん持っているのに、もったいない」というのはいい視点だと思います。プルバにも伝えておきます。
ネパールの政治家や観光局の役人にも聞かせたいです。
昨年、旅行博で後ろに陣取っていた観光局の役人は全く熱心ではないのですから・・・ 物見遊山の境地です。
今年の旅行博にもぜひお出かけ下さい。



   
                                               森崎