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ヒマラヤン・シェルパ・アドベンチャー

1999年7月にランタン・フラワー・トレッキングされた4人グループの方のお便りをご紹介いたします。

高山植物の旅

【帰国報告】by Mr.D
 一昨日、無事に帰国いたしました。現地はあいにくの天候で、ランタンリルン、サンシサ・リなどの6000m以上のめぼしい山々には一度もお目にかかれない状況でした。しかしながら、当初の計画通り、予定されたルートを歩き、高山植物は観賞する事が出来ました。

 山行中は風邪や疲労の蓄積で体調を崩す人が多く、私個人はキャンジンゴンパから高山病の徴候がはっきり現れ、頭痛に悩ませられました。そんな中で、ガイドを中心とした現地側のサポートが素晴らしく、多くの局面で助けられました。現地の方々には感謝しています。

1)今後の参考のため、今回、現地に入り、事前情報と違っていた点を報告します。

・ビザ代金が最低で30ドルに変更されていました。(7月12日頃から)

・同時期に入山していた他のチームから「トレッキング許可証が不要になった」という情報がありました。我々の ガイドは各チェックポイントで許可証を提出していたようであり、この件は最終確認しておりません。

2)予想と若干違っていた点

・蚊は割合と少なく、蚊取り線香、キンチョール、防虫ネットなどはほとんど使用しなくて済みました。

・雨期で毎日雨が降り、草が濡れているので、テント場ではサンダル、ズックよりも長靴が有効でした。(森崎さんのアドバイスに感謝しています。)

・現地側はガイドが2名、コックとキッチンボーイで4名、ポーター6名の計12名でした。予想より人数は多か ったのですが、山中でのアルバイト量を考慮すれば結果的には正解でした。

3)現地での感想

・雨期のため山の全容を見ることは出来ませんでしたが、見えたところだけでも日本の山と違ってスケールが一段 と大きく、その一つ一つに感動しました。

・現地のガイドは予想以上に訓練され、技術、力量のレベルも高く、感心しました。

・今回は山中での行動が連続10日となるようなスケジュールでしたが、参加メンバーの中で、ここ数年では連続 10日までの行動をした実績が無く、海外の、しかも一段とスケールの大きな山容の中で体調を崩したり、疲労の蓄積などの現象は予想できたはずであり、何もしない完全休養日も必要だったと反省しています。

 初めてのヒマラヤ山行で全てが勉強になりました。この経験を生かして、またヒマラヤを楽しめるように頑張りたいと思います。いろいろありがとうございました。

 

写真

一瞬の青空
路上に岩石の落下

やっと見えた雪の尾根

ゴラタベラの小屋から見えた沢



●ご本人のホームページ(2004年4月作成)にリンク
Samovar の旅
「ヒマラヤ」のページをご覧下さい。ランタン・トレッキングのレポートがあります。


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