心は今もヒマラヤ・トレッキング

 

 こんにちは
 私は去年(1999年)の春、H.S.A.でカラパタールへ行ったO.A.です。
 帰ってからトレッキングの報告ができなくてすみませんでした。
 久しぶりにH.S.A.Japanのホームページを見て、充実ぶりに驚きました。
 私の経験が少しでもお役に立てればと思います。(以下とりとめもなく書き連ねました)

 乾燥と埃がひどいので、マスクが非常に役立ちました。(出発時に風邪気味だったので持参した。)マスクをしていると、体から水分が奪われないみたいです。(マスクをしないで歩くと、いくら水分を補給してものどが乾いた。)
 欧米人はみんな伸縮ステッキをもっていますね。私は持参しなかったのですが、ガイドのシェルパがちょうどいい木の枝を探してくれました。(カラパタールで手袋が風に飛ばされたのですが、ガイドさんが走って持ってきてくたり、非常にお世話になりました。)風が強く埃が顔に吹き付けたので、私の場合サングラスは必需品でした。できればスポーツグラスがほしかったくらいです。
 ヘッドライトは少し高価ですがリチウムイオン電池式のがいいと思います。(携帯性に優れている。)
 良くないかもしれないけれど、高山病に風邪薬アスピリン。なるべく弱い風邪薬を飲んだのですが、なくなったのでアスピリンも服用しました。私の場合、薬を飲んでも頭痛を感じたら下山をすると決めていました。

 カラパタールへ行けないにしても、それでトレッキングが失敗だなんて全くないと感じました。途中がすでに素晴らしいですから。カラパタールを断念する場合は、他の低いピークへ行くことをガイドに提案されました。(1人で行ったから融通が利くのかも。大人数だと途中で断念すると、そこで待機するのでしょうか?)
 高山病も危ないけれど現地のシェルパに聞くと、高山病で死ぬ人と崖から転落死する人は同じ位らしいです。特に下りで早足になって足を滑らす、ということがあるみたいです。高山病から開放された喜びでしょうか、実際に下りのトレッカーは驚くくらい早足で歩いてます。「あそこの崖でドイツ人、スリップ アンド ダウンね。」とか「あの登りで日本人、頭ガンガン(高山病のこと)でdeadね。」とか話を聞きました。
 ちょうど登っているときにもガモウバックに包まれた日本人が担がれていたらしいです。(意識ははっきりしていたとのこと)  ポーターが高山病にかかって死にそうになったなんて人にも会いました。
 「を何リットル飲むように」とありますが、飲む量が少ないとおしっこをする回数が極端に減ります。おしっこが出ないと血液中の老廃物が排出されないらしいです。普通におしっこが出るくらいまでは飲むべきでしょう。飲む量なんて個人差がありまからね。(途中、他の人に聞いた。)夜寝るときは枕元に水を準備しておくのを忘れないように。(のどが乾いても水がないです。)
 ダウンジャケットはロッジの中だけで着ました。(夜は特に寒く、濡れたタオルも外ではすぐに凍ってしまった。)
 あと、速乾性の下着がいいですね。
 カラパタール方面の場合、途中2時間くらい茶屋がないところがあったような気がします。その日の天候にもよるけれど、2リットル位は水を持参したいものです。日本のペットボトルが軽くて丈夫なので重宝しました。(現地のペットボトルは熱で柔らかくなる。)

 ロッジ泊まりの魅力はなんといっても、多くの人と知り合えることですね。テント泊の人も夜、ロッジでお茶を飲んで一緒に話をしてましたよ。
 同じ宿であった人が次の日も同じ宿だったり、カトマンズで会ったり、帰りの飛行機が一緒だったりします。顔見知りになってくるものです。もっと英語が堪能だったら、もっと楽しかったと思ってます。

 ロッジは思ったよりもきれいで、トイレなんかもきれいでした。(日本の山のトイレとは比較にならないですね。) ただ、一番上のほうのロッジは辛かった。隙間風がビュービュー吹いて、部屋の中を埃が舞って(食事も早く食べ終わらなくては、埃が積もってしまうほど。)、高山病で咳き込んでいる人もいて大変でした。まあ、しょうがないですけど。私は何でもおいしく食べるほうですが、ロッジの食事が合わない人もいるみたいです。

 日本人ってロッジでシャワーを浴びる人が少ないみたい? 欧米人はよくシャワーを浴びていた気がします。山の環境を考えると浴びないほうがいいんですけどね。私は途中で1回しか浴びなかったのですが、寒くてだめです。体もあまり拭かなかったので、体がすごく汚かった。こんなトレッカーは少ないのかな?(私が唯一利用したシャワーは、桶にお湯を用意して、限られたお湯で体を洗うものでした。お湯配分を誤ってしまったので、寒い思いをしました。どの宿でもこの様な形式なのでしょうか?)

 やはり、現地でポーターを手配するとトラブルになることがあるみたいです。(現地で客を取るポーターにもとてもいい人がいます。良くないポーターとも知り合いになりましたが。) トラブルになった人に3組出会いました。トレッキングを成功させる最も重要なのは、良いトレッキング会社を選ぶことでしょうか。

 去年の夏はカラコルムへ行こうとしたのですが、断念してしまいました。今度いつヒマラヤへ行けるかどうか。次回もH.S.A.で頼みたいものです。  

00.4.9記

by Mr.OA

 


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