編集者の声 |
||
|
||
編集者の声 (HSA.JAPANサイドからの感想) |
||
これまで100人以上の実際に行かれたお客様とメール交換してきました。また、多くの感想文を送って頂きました。ありがとうございます。 それで感じますことは、HSAという会社、ネパールという国、ガイドたち…は一定のものですが、それに対するお客様の見方は実に様々であるということです。 非常に慎重な方←→信じ易い方 綿密詳細に調べて出かける方←→何も調べないでポンと行く方 出発までにメールを20通以上下さる方←→2通ほどで済ませる方 なんでもかんでも持って行きたい方←→ほぼ手ぶらで行きたい方 両極端の間で、実に様々な個性が、メールのやり取りの中で感じられます。 まさに旅は主観的なもの。 これだけ色んな個性があれば、対象も自ずと訪問者の数だけの姿を見せることでしょう。 その中で、私が一番これまで印象に残ったタイプは、最初から驚くほど信頼しきっている方です。 このタイプの方々は意外なほどたくさんおられ、特徴としては、何事も信頼して、プラス志向といいますか、ポジティブになんでも捉え、行く先々で、結果的に明るい展開が待っているような、例えば、悪天候で、体調が悪くて、盗難にあってさえ、なぜか、ああいい旅だったなあ、と言えるような人たちなのです。 自ら幸せを呼び込むタイプといいますか、私にとっては不思議な存在です。 このような人たちはきっと、人生においても成功者といえる働きをしているのではないでしょうか? 赤子のように何も考えないで飛び込む旅と、老練な探険家が綿密な調査の後実行する旅と、どちらが結果的にいい旅か、なかなか言い難いです。 私自身は、色々よく考えているようでいて、実際の現場では、ドジ頓馬の繰り返しです。まさに下手な考え休むに似たりタイプです。 勝海舟なんかは、「外国へ行く者が、よく事情を知らぬから知らぬからと言うが、知って行こうというのが良くない。何も用意しないでフイと行って、不用意に見て来こなければならぬ。」と言っている。 信頼しきる人と全く反対のタイプの方も、たまにおられます。このタイプの人は、不満が残る旅を経験されていると想像します。 旅は賭けのようなものでもあり、月並みだけど、人生そのものでもあります。 10万の航空券が、将来の人生の大きな転機をもたらすほどのこともあれば、事故などのマイナスを背負って帰る結果をもたらす場合もあります。 これからも色んな方の投稿を期待しております。 皆様の声を一番興味深く読ませていただいているのは、私自身かもしれません。 |
||
2003.9月 森崎 |
||
→ 旅と一期一会
|
||