中高年ヒマラヤ登山支援センター

ハイキングからラクラク6000mまで

6000m級山岳登頂を目指す方への支援ガイド 

中高年ラクラク6000m登山をサポート

 
 長年登山経験のある方は、若い人より体力のある人も多いです。先日も、「中年て、歩くの早えーんだよ!」と感心しながら、ワカモノ連が、登山中休憩していて話していました。

 今の中高年で若い時から登山を続けている人は、若い時には、社会人山岳会にしろ、大学山岳会にしろ、重いキャンパス地のテントや炊事道具等のボッカ、藪こぎ、ラッセルなどでシゴカレていました。
 気軽に小屋泊まりで好きな時にマイペースでのんびりの登山しかしたことのない人とは鍛え方が違います。
 
 2013年5月、三浦雄一郎さんは80歳でエベレスト登頂を果たしました。
 「彼のようなわけにはいかないが、せめて6000m級に登れたら…、でも登攀に自信がないし、海外登山なんて…」と二の足を踏んでいらっしゃる方も多いと思います。

 三浦雄一郎さんも、エベレスト登山には、入念な準備をされました。
 エベレストの周りの比較的低い高度の山々をその前に登っています。例えば、カラパタールとゴーキョピークの間にあるチョラ・パス(峠5368m)、アイランドピーク(6160m)メラピーク(6654m)やその他のネパールの山です。

 何の達人も、用意は周到、行動は大胆にして細心。準備の段階で勝負は決まっています。登山口に立つ時、並々ならぬ自信に満ちていれば成功、不安でおどおどしていれば失敗です。自信をもたらすのは、段階を踏んだ十分な準備です。

 このタイトルの「ラクラク」というのは、「楽々」のつもりですが、滑落のラクや、堕落のラクでは困ります
 50歳を過ぎると、何かと予期しない体の故障にみまわれます。
 ツアーでは、皆に合わせて歩かねば、というプレッシャーもあります。
 十分な日程を取れる方には、当方のご提供します、それぞれに合わせたマイプランが最適です。寄り道自由、どのような日程でも納得いけるよう手配いたします。

 このページは、現地での様々なアクシデントも予測しつつ大胆にして細心に目的を遂行するための道案内です。
 「特に登攀はやったことはないが、歩くのは自信がある、でも6000mなんて大丈夫かなあ…、まず、キナバルやキリマンジャロが妥当じゃないだろか…」
 そんなことを思っている方、そんな遠回りは要りません。いきなりヒマラヤです。一級山岳が展望できる実力に見合った手頃なピークがゴロゴロしています。
 ここではヒマラヤの難易段階をご紹介致します。

 「そんな鍛錬もしたことのないしょぼくれ中高年ですが・・」と謙遜される方々にも優しいページです。
 御岳(みたけ)山、筑波山、六甲山、手稲山、泉ケ岳、そんな山くらいしか登れません、という方にも、間近にエベレストや8000m級の山が展望できるコースもご紹介します。

■全体に日程は通常よりゆっくりめ。高度順応日を十分に取ってあり、体が高度に十分慣れるよう配慮してあります。ご希望により延長、短縮も可能です。
■3人以上グループには、アシスタントガイドをつけます。万一、体調がすぐれない方が出ても、1人のガイドが付き添って一緒にロッジで行動隊を待ったり、先に下ったりも出来ます。

段階1 ポカラ観光とマウンテン・フライト
 トレッキング以前。歩かなくても大展望。ポカラからのマチャプチャレ展望とエベレストを空から見るマウンテン・フライト。
段階2 プーンヒルからタトパニ

 トレッキング入門。アンナプルナ方面の展望をほしいままにするピーク:プーンヒル3193mと温泉のコース。

段階3 ナムチェ・トレック   
 エベレスト展望地:3859m、富士山を越えるショートトレッキング。
段階4 ヘランブからゴサイクンド
 カトマンズ北方のヘランブから、スルジャクンド峠(4640m)を越えてゴサイクンドへ。次ぎのツェルコ・リにトレッキングを継続することもできる。
段階5 ゴーキョ・ピーク+カラパタール
 エベレスト堪能の旅。ゴーキョ・ピークに登ってから、一旦ナムチェ方面に戻って、カラパタールに登り返すコースです。まとめて登っても、そう日数が増えるわけでもありません。順応しているから2つ目は早いです。
段階6 カイラス+エベレスト・ベースキャンプ(チベット)
 アジアでも最も重要な巡礼地の1つとされるカイラス一周トレッキング(最高所5630m)とエベレスト北面ルートのベースキャンプ(5200m。C3の6300mまでオプションでトレッキング可能)。
段階7 ツェリコ・リからガンジャ・ラ越え
 ランタン谷からヘランブに抜ける周遊コースコースです。 
段階8 ゴーキョ・ピークからレンジョ・パス越え
 ゴーキョ・ピーク5483mを登った後、レンジョ・パス5678mを越えてターメからコンデ・トレックでルクラに戻る周遊コースです。
段階9 カラパタールからアイランド・ピーク
 カラパタール5545mで高度順応してからアイランド・ピーク6160mに向う。5000級トレッキングをしたことがない方でも慣れてから6000mに挑めます。いよいよ6000m級本格登山入門編です。
段階10 メラ・ピーク+アイランド・ピーク
 メラ・ピーク6654m登山のあと、さらに奥地に入り、アンプラプチャ越えでアイランド・ピーク6160mに向う。サガルマータ+マカルー国立公園2つを股にかける大周遊コース。

これ以上はこちらを参照 → ネパール・ヒマラヤ登山の手引き
難易度解説
段階1  上高地並
段階2  低山〜立山程度
段階3  富士山程度
段階4  八ヶ岳縦走程度
段階5〜8  このあたりから高度の影響が顕著となります。日本アルプス程度
段階9〜10  日本アルプス積雪期縦走程度に登攀初歩技術と高山病の要素が加わります。十分な冬山経験が望ましいです。

Back To

トレッキング・コースの特徴・見所
H.S.A.クライミングトレーニング