7000m Expedition


7000m級登山のご案内です。

アマダブラムやバルンツェは毎年公募があります。
1名から参加可能です。

この他の山岳についてはお問い合わせ下さい。 
7000m級のお申し込みは出発日の3ヶ月前までにお願致します。
料金は毎年参加人数その他の要因で異なります。お問い合わせ下さい。
グルカルポ・リ Gurkarpo Ri 6889m
ジュガール(ランシサ氷河付近)
バルンツェ Baruntse 7129m

マカルー付近

プモリ Pumori 7161m
エベレスト付近
アマダブラム登山 Ama Dablam 6812m
エベレスト付近
ニルギリ Nilugiri 
アンナプルナとダウラギリの間
Nilgiri South 6839m
Nilgiri Central 6940m
Nilgiri North 7061m
トリスル Trisul 7120m
ガルワール・ヒマラヤ(インド)
1907年、史上最初の7000m峰登頂(ロングスタッフ隊による)。当時の人類到達最高地点であった。
技術的に容易で、多くの隊が登頂しています。
パウフンリ Pauhunri 7128m
シッキム(インド・中国国境)
1911年初登ケラス隊、1945年第2登ノイス隊。
比較的容易とされます。
バルトロ・カンリ(V峰) Baltoro Kangri 7300m
バルトロ(パキスタン)
1963年東大隊初登。
比較的容易とされます。
トゥクチェ・ピーク Tukuche Peak 6920m
ダウラギリ付近
プタ・ヒウンチュリ Putha Hiunchuli 7246 m
ダウラギリ西
ムスターグアタ  Mustagata 7546m
中国新疆のカシュガルから入ります。クンルン山脈第3の高峰。

チップとボーナスについての考え方のポイント

●チップやボーナスの金額は、現地スタッフと直に相談するのが基本です。
以下の記載金額は、日本からどのくらい用意していけばよいのかの参考金額です。
(BCより上部でクライミングガイドを雇用しないで独力で登山する場合は、下記@Aは不要です。)

【ポイント@】BCより上部のキャンプにおいて登山者自身に必要な食料や装備一切の荷上げは登山者自身がするのが基本です。クライミングガイドに頼む場合は、その場その場で、何をどこまで何本運んでいくらとガイドと登山者とで現場で交渉して下さい。(別料金で食事のためのコックやキッチンボーイを雇うことも可能ですが、これらスタッフにもチップが必要になります。)

【ポイントA】BC以上でのクライミングガイドの仕事については、ルート案内、固定ロープ設置の仕事以外は、料金には含まれません。料金に含まれるのは、この仕事をするクライミングガイドを雇用するにあたっての賃金です。BC以上のキャンプ地においては何から何まで自分のことは自分自身でするのが基本です。(テント設営から食事の支度、水作り、その他一切の身の回りの世話をガイドに頼む場合は、それに対してチップが必要となります。)

【ポイントB】BC(あるいはABC)までのサーダー、コック、キッチンボーイ、ポーター(あるいはヤク・ドライバーや運転手)へのチップについては、所属の隊全体で相談して下さい。
◆ボーナスの金額(US$)/1グループ当り -- 6800〜8000m の場合   (2007.05.07 改定)

BCから上部では、基本的に登山者はスタッフと共同して全ての装備や食料を運搬することになっています。運搬をスタッフに託して、最小限の荷物だけを持っていく場合、運搬料として、1グループ当り以下の金額(US$)のボーナスが必要です。いずれもスタッフ1名当りの金額です。例えばアシスタントガイドが2名の場合は2倍になります。
(メンバーの人数が多い場合は、個人装備のみ持って下さい。個人装備を運んでもらう場合にはボーナスが必要になります。)

1ピークのみの場合 2ピーク連続登山の場合
グループの人数 ガイド アシスタントガイド ガイド アシスタントガイド
1 $300 ($200) $500 ($400)
2 $300 ($200) $600 ($400)
3 $400 $300 $700 $500
4 $500 $400 $800 $600
5 $600 $500 $900 $700
6 $700 $600 $1000 $800

グループの人数により、アシスタントガイドは付かない場合があります。
BCより下では、必要最小限の荷物以外はポーターに持ってもらえますが、ポーターにチップは必要です。
カメラ機材等余分な荷の運搬料は上記金額に上乗せになります。(高所ポーター雇用の場合
は別途見積りになります)何らかの都合で運搬回数が増えたりした場合も増額になる場合があります。
悪天候等で高所キャンプが設営されず、運搬もされなかった場合は、もちろんボーナスは不要です。

チップとボーナスの考え方についてはこの下のほうをご覧下さい。
◆チップの金額(US$)/1グループ当り -- 6800〜8000m の場合   (2007.05.07 改定)
サービスを受けた各スタッフへのチップ金額の目安です。


グループの人数 ガイド アシスタントガイド コック キッチンボーイ ポーター
1 $250 ($150) $150 $50 $40
2 $300 ($150) $150 $75 $40
3 $400 $200 $200 $100 $40
4 $500 $300 $250 $150 $40
5 $600 $400 $300 $200 $40
6 $700 $500 $400 $250 $40

高山病や事故の場合、特にヘリ等での救助の場合は、スタッフに非常な負担がかかります。こういった場合は、このチップの金額は必要最小限となります。登頂できなかった場合も必要です。
グループの人数により、アシスタントガイドとキッチンボーイは付かない場合、複数の場合があります。
金額はいずれもスタッフ1名当りです。(例:ポーター4名の場合:$40×4=$160)
2ピーク連続登山の場合は、この2倍になります。
カメラ撮影等で、スタッフの負担が増える場合は上乗せして下さい。
その他のスタッフ、例えば全体を統括するサーダーからサービスを受けた場合とか、サービスを受けたすべてのスタッフにチップは必要です。
チベットの場合、ポーターの代わりに、(ヤク・ドライバーと言ってますが)ヤクに荷を運ばせる人がいますので、ポーター金額を適用して下さい。
公募隊のように、各国寄せ集め隊の場合でも、その全メンバー総数を上記グループ人数に適用して、頭割りとして下さい。(例えば、日本から2人のグループで参加して、公募隊総数が6名の場合、6人で頭割りです。)

チップとボーナスの考え方についてはこの下のほうをご覧下さい。
◆装備レンタル料金   (2010.07.03)

人数 1グループ当り 1人当り
1 $650 $650
2 $1200 $600
3 $1710 $570
4 $2160 $540
5 $2600 $520
6 $2970 $495
7 $3325 $475
8 $3640 $455
9 $3915 $435
10 $4200 $420
■共同装備レンタル料金(右表)
Trekking Peaks 共通標準共同装備(
高所テント、フィックス・ロープ、メイン・ロープ、スノー・バー、カラビナ、アイス・スクリュー)

■個人装備:ユマール1、ハーネス1、下降機1、アイス・アックス1、アイゼン1。(以上個人装備レンタル料金:$50)

その他、寝袋、ヘッドランプ等の個人装備をご用意下さい。


※上記の共同装備、
個人装備共、レンタルでなく、ご持参下さってももちろんOKです。
共同装備につきまましては、各ピークにより若干異なる場合がございますので、ご持参される場合はご確認下さい。


キャンセル料金 -- 6800〜8000mの場合

カトマンズご到着日の3カ月前以降: 料金の10%
カトマンズご到着日の14日前以降: 料金の30%
カトマンズご到着日の7日前以降:  料金の50%
カトマンズご到着日の6日前以降:  料金の75%
カトマンズご到着日以降:     料金の100%
■カトマンズに保険加入証書(原本)をご持参下さい。
→ 8000m級登山装備
→ H.S.A.クライミングトレーニング

   ◆チップとボーナスについて

ヒマラヤ登山史の初期においては、登路を切り開いていくのは隊員でした。シェルパはあくまでサポートであり、荷を運ぶのが仕事でした。
隊員たちはルートを見つけ、ロープを固定し、荷を運ぶシェルパの安全のために氷雪をピッケルでカッティングして道を作り、テント設営も自分でやり、水を作ったり食事の支度も自分たちでやりました。アタック時にシェルパと隊員が共に行動する場合は、二者は同等に仕事を分担しました。

ところが時代を経て、先鋭登山が一部のバリエーションに限られ、多くのメジャーな山が大衆化されていく過程で、エージェントが登山を手配するようになり、隊員はお客さんとなって、シェルパはルート工作、テント設営、食事の支度、荷揚げなどの仕事一切を担うことを求められるようになりました。(ここにおいて、「シェルパ」と「ガイド」は同義語になってきました。)

しかし、現在でも、隊員が自分のことは自分でするという基本は変わりません。
BC以上では、自分自身に必要なキャンプ食事用具を含め寝袋や個人装備、酸素等の荷物を運んだり、テント設営からテント内での仕事をするのも、本来は自分です。
それをガイドに頼むには、それなりの報酬が必要になります。
ガイドはお客様を安全に道案内するほかに、自身の荷や共同装備を運びながら、その上にお客様の荷を運んだり、お客様のテント設営や食事の支度をすることになります。

また、高所においては自分でやるべきことをできない場合が多々あります。
アイゼンをつけるのに1時間もかかったり、酸素の出具合の調節を自分でできなかったり、下山中に自分で歩けなくなったり、凍傷になったり、登攀中における様々なトラブルにおいて、ガイドは自身も危険の中にありながら、本来の仕事以外に多くのサービスが求められます。隊員が過去の磨きのかかった登山家に代わって、一般の登山者が顧客となることにより、本来個人的に自分で処理すべき仕事が、ガイドの負担となってきます。

そこで、ここに記載しましたようなチップとボーナスが、登山料金以外に必要になります。
昔の登山隊でも、こうした余分の仕事を頼む場合には、その都度シェルパと交渉してチップの値段を決めていました。
しかし、弊社では、ご利用のお客様から、だいたいでもよいから金額を予め知りたいというご希望がありますので、ここに記載しております。
本来はその場その場で交渉するものですが、この金額が必要なのに準備していなければ、例えば、サウスコルからエベレスト頂上まで酸素ボンベを運んでもらいたいと交渉しても持ち合わせがなければ、登頂できないことにもなりかねません。
よって予め知っておいて頂くためにもここに記載しております。過去の登山隊においてはこうした知識は常識で、代々隊員たちが後輩に伝えていたものですが、一般の登山者がエージェントに申し込むような弊社のお客様のためにこの説明欄を設けた次第です。

記載料金は目安です。その都度、実際に合わせた金額をガイドたちにもご相談下さい。